藤井聡太竜王名人、八冠達成

2023年10月11日、第71期王座戦第4局で138手を持って

永瀬王座に勝利し、王座を獲得

これにより8大タイトル全てを制覇しました

直前まで永瀬王座にAIの評価値は99%を示していたのですが、1手のミスにより8%にまで下降

直後そのことに気づき、髪をむしったり、天を仰いだり顔をたたいたりして

ミスへの憤りが感情に出ていたのが印象的でした

全冠制覇は1996年に当時7つのタイルを全て制覇した羽生善治九段以来となります

タイトル8個に加えて昨年は全棋士参加の一般棋戦であるJT杯・銀河戦・朝日杯・

NHK杯もすべて優勝しており完全制覇を成し遂げています

2018年の8個のタイトルを8人で分け合う群雄割拠の時代から

4強時代(渡辺・豊島・藤井・永瀬)を経て1強独占へ

年度竜王名人王位叡王王座棋王王将棋聖
2018年羽生佐藤菅井高見中村渡辺久保豊島
2019年豊島豊島木村永瀬永瀬渡辺渡辺渡辺
2020年豊島渡辺藤井豊島永瀬渡辺渡辺藤井
2021年藤井渡辺藤井藤井永瀬渡辺藤井藤井
2022年藤井渡辺藤井藤井永瀬藤井藤井藤井
2023年藤井藤井藤井藤井藤井藤井藤井藤井

八冠を達成したが、来年度から永世称号の獲得レースが始まる

永世称号とは将棋で、連続または通算して規定の回数以上タイトルを獲得した棋士に与えられる称号。 

 竜王  連続5期・通算7期 
 名人  通算5期 
 王位  連続5期・通算10期 
 叡王  通算5期 
 王座  連続5期・通算10期 
 棋王  連続5期 
 王将  通算10期 
 棋聖  通算5期 

棋聖と王位が現在連続4期獲得で、来期防衛すればそれぞれの永世称号を取得することになる

八冠を達成した今、ファンが次に期待するのは永世八冠だろう

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